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アフタースクール
2008年5月公開の邦画。

公式サイト

 語るほど映画を観てはいないが、物語を作るのが生き甲斐なので、つい語りたくなってしまう。
 しかし、この作品について語るのは中々難しい。
 例によって、大きなネタバレはしないつもりだが、いまいち自信がない。
 作品に興味があるならば、通り過ぎてしまうことをお勧めする。


 ステレオタイプとまでは言わないが、コミカルなキャラクター作りが、大きな要素の一つ。
 場面転換などのエフェクトも往年のコメディのようで、アフタースクール。つまり放課後のお気楽な雰囲気が幾つかの場所に漂う。
 ただ、恐れ入ったのは、本来、作品のジャンルに合わせて醸し出させる雰囲気を、一つの要素として扱ったことだ。
 雰囲気とは調味料のようなものだが、それがいつの間にか食材の一つとして数えられていた事に気付くと、物語の全貌が見えてくる。

 事実と真実。割と混合されがちだが、やはり明確に違うモノだと思わされる。
 誤解を恐れずに書けば、真実とは主観。事実とは客観という違いになる。
 そう考えるならば、映画が物語で、観客には傍観しか許されない以上、事実から真実を見つけていくしかない。
 傍観者にとっての真実は、主人公にとっての真実に近い。なぜならば、多くの作品がそのような構成でつくられているからだ。
 主人公が謎を追っているときに、傍観者が全部を知ってしまっていては興ざめだ。だからこそ、意識して作り手は、主人公と傍観者の真実を近づけようとする。
 そこまで考えたときに、ふとこの作品のもう一人の主人公が誰であるか、はっきりと示唆される。

 ここから先は、やや主観的というか、感情的な意見だが。
 バランスの絶妙さが、二度目に鑑賞したときに本当によくわかる。
 映像は文章と違い、事実を映すことはできても、真実を直接描写することができない。だからこそ、一つの事実に幾つもの真実を読み取ることができる。
 どれが真実を推理していくと物語に集中できないので、話の流れから一つの真実を掴ませる。
 なんらかのものづくりをしていればわかると思う。観客や読者が掴み取るのではなく、作り手が、上手に掴み取らせるのだ。
 小説にしろ、映像にしろ、物語を作る上で、この作品はよく分析して、手法から作り手の意図を考察する価値が十二分にある。
 少なくとも、今後の私のものづくりに影響を与えてくれるだろう。
 
コメント
この記事へのコメント
見てみたいですねー。
なればこそ、流し読みで内容を知らぬようにしたわけで。
2009/08/05(水) 13:00 | URL | 月 #d3xRQPUk[ 編集]
DVDレンタルやってるので、良ければ観てくださいなw
私はとても楽しめましたよw
2009/08/05(水) 18:39 | URL | 伊達倭 #-[ 編集]
なかったっす。
アフタースクールなかったっす。
けどスタンド バイ ミーがあったんで満足。
伊達さんはスタンド バイ ミーみました?
2009/08/07(金) 01:23 | URL | 月月 #d3xRQPUk[ 編集]
小さい頃に見たのですが、あまり内容を覚えていないですね。あらすじとエンディングだけ覚えてます(汗

アフタースクール無かったですか……大きなレンタルショップじゃないと無いのかな……
2009/08/07(金) 19:47 | URL | 伊達倭 #-[ 編集]
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