ネットで小説を書いている人間が駄文を連ねる場所。

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 なんだこの終わり方。黒衣のパクリじゃねえか。












Breakers! 終

 やはり、気を抜いている。
 テトラはにやりと笑い、背中に潜ませたスナイパーライフルを取り出した。
 不死身の男には焦ったが、サムライを倒さねば話にならない。テトラはスコープを覗き込み、高木の頭に照準を合わせた。
 小高い丘で狙っているし、距離もそこまで離れていない。巨大なロボットが登場して驚いたりもしたが、あれは後回しだ。
 一見すると逃げ出したように見せたのは、あくまでも相手の油断を誘うため。既にテトラのことを忘れているサムライなど、恐るるに足らず。
「さようなら」
 これで日本のサムライにも勝ったということになる。次はニンジャと戦いたい。
 そう思って引き金を引こうとしたときだった。
「お前が、さよならだ」
 がつんと後ろから殴られて、テトラは昏倒した。
 その後ろには、恵一のストーカー。宇佐見綾が立っていた。
「悪いわね。ストーキングは得意なの。けど、卑怯な真似は嫌いだしね」
 倒れ伏したテトラを見て、綾はふむふむと頷く。よくわからないが、恵一の危機を救った形になっているのかも知れない。ストーキング中に相手を助けるというのは初の体験だ。これだから仁科恵一のストーキングは楽しい。
「けど、そろそろ飽きたなあ。次は高木君でも追ってみようかな」
 綾はそれだけ考えて、さてどうすれば元の場所に戻れるのだろうかと首を傾げた。




 さて、翌日。一晩中、榊と佳奈がロールと同じ部屋に篭もったところ、ロールは年相応の妹キャラへと変貌を遂げていた。
「佳奈お姉ちゃん、今夜も一緒に寝ようよ~」
 きゃっきゃとはしゃぐロールに、溌剌とした笑顔の佳奈。すっかり仲の良い姉妹にも見える。
「真琴兄ちゃんとはお風呂に入りたいなあ」
「ええこと言うなあ、ロール。よし、一緒に入ろうな」
 榊もご満悦である。
 一方、ソルトは高木と帰る方法に関して話し合っており、近々、高木が異世界へと連れて帰ることが決定した。佳奈とロールが粒子を使って異世界への転送を試みる形である。
「ロールとソルトが組織を抜けるのは、非常に大きい。助かったよ」
「まあ、一応感謝しといてあげる」
「僕も美々子さんとミーシャと一緒に、組織と戦うことにしたよ。逃げてばっかりじゃ、不幸からいつまで経っても解き放たれないしね」
 美々子、ミーシャ、刹那はそう言って再び旅立っていった。組織の支部がある場所をロールから聞き出し、攻め込むのだという。
 美々子の攻撃力に刹那の防御力。さらにミーシャの回復魔法があれば向かうところ敵無しなのかも知れない。
「困ったらいつでも言ってね。ザクで応援に駆けつけるから」
「次はジムも作るよ」
 綾華、蒼子が美々子達に微笑む。何の役にも立たないと思っていた二人が、結局は最後の決め手になってくれた。
 一般人を巻き込むのは美々子のよしとするところではないが、どう見ても一般人では不可能なロボットの操縦と、ロボットの具現化をやってのけた二人である。
「あんまり役に立たなかったかもしれねえが、遊びに来たら飯ぐらい作ってやるぞ」
 恵一がミーシャの頭を撫でると、ミーシャはフンとそっぽを向く。だが、恵一の料理は気に入ったらしく、目に見えない尻尾をブンブン振っていた。
「俺にも作ってよ」
 優一が言うと、恵一はがくりと項垂れた。まさか年上の男にねだられるとは思っていなかったのである。
「砂でも食ってろ」
「ああ……その言葉がいいんだよ。もう、君こそ最高だ」
 新たな変態が一名、生まれそうである。優一本人はけっこう苦労を重ねた結果、こんな性格になってしまったのだが、それを知るよしもない恵一にとってはかなりドギツイ変態さんである。
「……ふむ。まあ、万事めでたしというところか」
 高木が一同を見渡して言う。だが、やや不満げに佳奈が高木を見た。
「あの触手、まだペットにしてないよ?」
「ああ、あれは嘘だ」
 あっさりと言われて、佳奈は思わず高木を蹴り飛ばす。夢の触手プレイがついに叶うと思ったからこそ、なんだかよくわからない戦いに身を投じたのである。高木が嘘つきなのは知っているが、これはあまりにも酷い。
「こうなりゃ、捕まえに行くしかないね。責任取ってもらうために高木君。あと、ロールちゃんの開発も終わってないし……強そうなソルト君も。行くよ」
 佳奈が脳内で触手プレイを想像する。それだけで軽くイきそうだった。
「触手がいるのって、異世界だよね」
「馬鹿、やめろ」
「それじゃ、触手探しにレッツゴー!」
 十分に性感が高まり、粒子を操れるようになった佳奈が「なんとなく触手がいそうな世界」を想像する。高木が止めようとするのも間に合わず、うっかり伸ばした手が間違えて佳奈の胸を鷲掴みにしてしまい、それが最後の刺激となって魔法が発動する。
「あふっ!」
 次の瞬間、高木と佳奈。それに名前の挙がったロールとソルトが消えていた。
「……まあ、しばらくしたら戻ってくるだろ」
 恵一がぽつりと呟く。ロールと風呂に入るハズだった榊だけが涙を流して悔しがった。


「また異世界か……」
「俺の世界じゃないな……どこだここ」
「佳奈お姉ちゃん……ここどこ?」
「知らないわよ。けど、触手が居そうな雰囲気ね。行くよ、みんな」
 こうして、佳奈の触手ペット化の旅が始まるのだが、それはまた別の話である。
コメント
この記事へのコメント
おつかれさまー。
……じゃ、社長。
お言葉、御言葉!
ほら早く!
2009/10/21(水) 18:35 | URL | 月 #d3xRQPUk[ 編集]
お疲れさまです。
テトラ、最後まで報われなかったな。
2009/10/21(水) 18:40 | URL | ハーレクイン #-[ 編集]
なんという黒衣www

ところで、最近僕も小説らしきものを書いてるんですが、高校は陽桜高校ってことにしてもいいですかね?
2009/10/21(水) 23:57 | URL | 侍二号 #-[ 編集]
ってうおぁぁあ!?
ガンホー更新してるぅう!?
しかもあとがきのせいで次回への期待が膨らんで膨らんで仕方がないですよ!
あと連投すいません
2009/10/22(木) 01:35 | URL | 侍二号 #-[ 編集]
確かに黒衣と終わり方同じw
とりあえずお疲れ様でした
2009/10/22(木) 01:58 | URL | 白いクロ #JalddpaA[ 編集]
お疲れ様でしたー!
最後に出番、ありがとうございましたw

いろいろな意味で佳奈さんが最強な気がしますw
2009/10/22(木) 08:40 | URL | 月夜 #-[ 編集]
>月さん
社長「粉砕、玉砕、大喝采」

>ハーレクインさん
人数が人数だけに、どうしても全員とか無理っすw

>二号さん
 高木とか出てくるからこうなるんですよw

 陽桜高校。そんな大層な学校じゃないけどいいですよ。
 何なら、キャラの名前使ったり、登場させてもかまわんです。後書きにでも「伊達せんせーから許可得たよ」ぐらいの表記あれば、大体OKです。
 高木女人説とか唱えられたら爆笑した後に「テメエコノヤロー」と文句言いに行きますw

>白いクロさん
絶対あんたのせいだー!

>月夜さん
や、や。ほんと佳奈が最強です。とりあえず誰がどのキャラ送ってきたのかの報告でも後でしますw
2009/10/22(木) 14:45 | URL | 伊達倭 #-[ 編集]
終了お疲れ様です。
ネタバレやってくれますよね?すっごい楽しみにして待ってます。

佳奈は強かったな~(笑)
2009/10/22(木) 15:15 | URL | 中村屋 #-[ 編集]
お疲れ様です。
まさかたったあれだけの設定で、こんな人物になるとは思いませんでした。
2009/10/22(木) 20:48 | URL | 水好き #djnh.SQU[ 編集]
お疲れ様でした!いやぁ、面白かったです。
てか、佳奈は触手のペットが欲しかったらロールに頼めb(ry
それはそうと、各キャラの後日談とかも見てみたいですね(笑)
2009/10/22(木) 23:22 | URL | さっちゃん♂ #-[ 編集]
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