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 神話を成長する物語と捉えてみる。
 太古より存在する神話は口伝の形式を取っている場合が多く、長い歴史の中でその姿を変えてきた。
 その変化を成長とみなす。

 その成長で、とりわけ如実なのがキャラクター。そしてアイテムだろう。
 アーサー王伝説も、書物を辿れば、最初はものの数行のことだった。それをまあ色んな人が口伝やら書き写ししていく中で、脚色したり書き間違えたり、色々あって姿形を変えていく。
 エクスカリバーの原型であろうカリバーンもまた、最初は「石から抜いた王者の証」ではなく、アーサー王が持っていた剣でしかなかった。
 そこに湖の精霊に貰った剣とかが出てくるから一層ややこしくなっていく。
 ややこしくなったり、矛盾したりすると、それを補うために新たな創作が行われる。
 神話の成長とはつまり、後世の人々の辻褄合わせに他ならない。
 だが、高々数行の記述が、今現在では伝説として扱われているのも事実。これはもう成長に他ならない。
 で、当然その成長する物語に登場するアイテムも成長するわけで、つまりこれらを「成長するアイテム」とみなすこともできるわけで。

 殊、物語において成長するために必要なのは名前だろう。
 アーサー王の剣では駄目なのだ。エクスカリバーでなければならない。
 固有名詞なくして、それにまつわるエピソードは生まれず、エピソード無くして成長はない。
 つまり銘があること自体が、成長するための要素なのである。

 銘を与えることによって、武器は成長する。
 そういう概念を含んだ道具の一群を「神具」やら「魔具」やら、適当に呼称させて、物語の重要な要素にすることはできないだろうか。
 これにファンタジーなワールドを組み合わせ、精霊という存在でも登場させれば「銘に宿る精霊により成長する」という形に落ち着く。
 全ての神具に精霊が宿るわけではなく、あくまでもその銘による実績。そういうところが成長の要素となったり。

 いわゆる異世界召喚モノならば、主人公が手に入れた剣に「エクスカリバー」とでも名付ける。
 その銘を異世界の人々は知らないが、逆に言えばその世界ではオリジナル。つまり原型と言える。
 だが、持ち主たる主人公には、エクスカリバーの様々なエピソードの知識がある。
 精霊は、持ち主の主人公からその知識を得て、多大なる力を発揮させる。

 だが、ここで大きな問題が生まれる。
 エクスカリバーは本来、アーサー王の持ち物であり、主人公のモノではない。
 銘が定着すればするほど、本来の持ち主ではない主人公には扱えないシロモノに変貌していく。

 この時点で、主人公には「聖剣エクスカリバーを扱う稀代の英雄」という評価がある。
 稀代の英雄ともなれば、彼が持つだけで銘としての意味合いは上がっていく。
 エクスカリバーを放棄してでも手に入れた、稀代の名剣。そういう触れ込みで主人公は銘を与える。
 エクスカリバーのような能力は発揮できないが、新たなるその剣は無限の可能性を秘めている。
 つまり、ひとたび振るうたびに、その剣は主人公の名声によって価値をのし上げて行くのである。
 あの英雄が使う剣。その印象が剣を成長させる。
 あるとき、その剣はエクスカリバーを超える最強の剣となっていた。


 とかを適当に考えてみたけど、こういう「概念」という要素を多分に含むのは黒衣でやっちゃったからなあ。
 もう少し「銘を与えるという行為が、成長の可能性を与えることになる」という側面だけを残して、名声によって変化させたりするのは省くべきか。
 あくまでも成長するのは、武器に宿った精霊なので、名声とか関係ないとしてしまうほうが、明快でいいのかもしれない。

だったら、精霊との契約によってはじめて銘を得ることができる、とでもしておいて、主人公補正で割と強力な精霊でも剣に宿らせてみるか。
いや、ちょいと仕掛けを施すのも面白い。
精霊との契約が銘に繋がるというのが異世界の常識とされているが、それはあくまで慣例となっている状態であり、本来は銘を与えた時点で精霊が宿る。というものだったことにしてしまうとか。
主人公は憧れのファンタジーなワールドにきて、ついに手に入れた剣というアイテムに舞い上がって「銘」をつけてしまう。
そのことが、精霊との契約に繋がって、初心者なのに神具の所有者になる。

ということは、もう少し初期の設定を変える必要がある。

・元々、銘を与えれば精霊は宿る。→特殊能力を得る。
・時代の流れにより、情報が歪曲。精霊との儀式により、銘を得ることが常識となってしまう。
・つまり、銘さえ与えればいいのに、先に精霊との儀式を済ませる必要があるという認識になっている。
・精霊を任意に呼び出すには、けっこう大変なこと。
・だから、異世界では神具を持つというのは非常に稀なこと。むっちゃ大変で、もう労力に見合わないぐらい、という認識。
・そうとは知らずに、たまたま手に入れた剣に喜び勇んで名前をつけちゃう主人公。
・精霊降臨。主人公最強伝説幕開け。


んー、こんな感じにしてみるかなぁ。だいぶ最初の発想から飛躍したけど、まあいつだってこんなノリだしなあ。
あとは、精霊という存在の定義付けをしっかりしてやって、主人公の性格と剣を手に入れる経緯さえ思いつけば、それなりに物語になりそうな予感。
コメント
この記事へのコメント
無理がないっすね。
ちょいみたい感じも。
でも、真面目な殺し合いは出来なそうですね。
2009/10/31(土) 15:40 | URL | 月 #d3xRQPUk[ 編集]
こうやって消え去ったり変化したりした設定がたくさんあるのかと考えると、その発想力がどこから湧いてくるのかと羨ましくなります。
2009/10/31(土) 21:33 | URL | 侍二号 #-[ 編集]
エクスカリバーンが壊れて、泉の聖霊にもらった剣とエクスカリバーンを合わせて作ったのが、エクスカリバー。
と、言うのが僕のしってるやつですが、まぁ、それが正しいわけではないんですよねー。
証明出来ないですし。


オレはあれっす。
ダグサの釜と棍棒が何とも。好きだー。
だからゲヌークの壺とかも惹かれます。
2009/10/31(土) 23:21 | URL | 月月 #d3xRQPUk[ 編集]
>月さん
モンスターでも討伐させようかなって腹づもりなんですけどねw
何にせよ、精霊の設定が難しいところです。

>二号さん
妄想が得意なのですよw
もしも文章書きとして私がそこそこに優秀なのだとしたら、繰り返して同じ本を読み返すことで身につけた文章力と、生まれながらに備わってしまった妄想力ぐらいのもんです。

>月月さん
月さんと月月さんは同じ人なのか、別人なのか。だとすれば月月月さんは?
ID一緒なので同一人物ですねごめんなさい。

引用こそしたものの、エクスカリバーにそこまで詳しくないのですよw
好きなアイテムはニャルラトホテップの「輝くトラペゾトドロン」
クトゥルフ神話ですごめんなさいw
2009/11/07(土) 17:27 | URL | 伊達倭 #-[ 編集]
やはり文章書きまくっている人は格が違いすぎます……
自分じゃ想像できませんよこんなの……
ちなみに自分は銀の鍵とティンダロスの猟犬が大好きです
2009/11/07(土) 22:23 | URL | mixiの某考察厨 #NEg5ZpsI[ 編集]
取り敢えず月、月月、月月月ならば…
なんかボク、神話の武器ってありがたみを感じられないんですよね。
だって多いじゃないですか。しかも殆ど小人族に創らせた武器じゃないですか。
ミョルニルとかロキに唆された小人の作品ですし……なんか神様が使う武器反則っすよ。
必ず中るとか、必ず手元に戻るとか。条件付きだけど絶対死なないとかも多いっすよね。

……まぁ、好きなんですが。グラムとかバルムンクとか。
トールが女装してミョルニル奪い返しにいくのとか、雷神様にあるまじき滑稽さ。
2009/11/08(日) 01:21 | URL | 月月月 #d3xRQPUk[ 編集]
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