ネットで小説を書いている人間が駄文を連ねる場所。

2017/06123456789101112131415161718192021222324252627282930312017/08

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
 基本的にこのブログは、伊達倭というネットで小説を晒している人間が小説の更新を報せたり、愚痴を書いたり、思いついたネタを形にしてみたり、絵を描いたり、アイマスについて暑苦しく語る場所である。
 そんな場所には不釣合いなことを書くのも如何なものかとも思うのだが、まあ、たまには趣向を変えるのもいいかもしれない。
 決して気持ちのいい文章ではないし、俺という人間の影の部分に近い場所にも思うのだが、基本的に俺は精神的露出狂らしいので書いてしまう。

 だからまあ、ある程度の覚悟で続きを読んだらいいと思う。
 色々思うところがあっても、今回はちょっと責任を取らない。


 どうやら、俺は割としっかりとしたイジメに遭っていたようなのである。
 自分のことを他人のように語るのは、つまるところ俺に明確な記憶が無いからだ。
 時期的には中学一年生。十三歳の頃。二学期早々のことだったようだ。
 ちょっとした自慢だが、俺はかなり成績がよかった。中学一年生の一学期の中間では、平均で95点とかいう成績だった。熱心に勉学に励むような性格ではなかったので、きっと頭の出来がそこそこ良かったのだろう。
 復習、予習なんぞしなくても知識は頭にしっかり刻まれていたし、努力らしい努力をしたことも無かった。それでもって、そういう人間の常として「なんで周囲はこんな簡単なことができねえんだろう」とかいう感覚を持っていた。
 いわゆる、嫌な奴だった。
 ここまでは俺もしっかり覚えている。口さがない性格が災いして、まあしっかりと浮いたものだった。
 嫌われ者で、浮いていて、しかも上背もあったので、身長にコンプレックスを抱えている人間にもけっこう嫌われていたかもしれない。
 で、半ば当然ながらハブられた。決して卑屈になっているわけではなく、本気で自分自身を嫌な奴だっただろうと思う。嫌われて当然だし、ハブられるのも至極順当な結果である。
 なんせ、口が達者で論理的に物事を考えてしまうガキだったのだ。程度は違えど、空気を読まない高木のような男である。そりゃ嫌われる。あれは分別がつく男なので浮世離れで済んでいるが、それを弁えなかった俺は、もうウザい男でしかなかったわけだ。
 当時のクラスメイトには、未だに申し訳ないと思う。さぞ、鬱陶しかっただろう。

 それで、俺は登校拒否に到ったわけだ。まあ、これも記憶にある。
 なんとなく学校に行くのが嫌になって、親に言ったら「じゃあ行かなくていい」と言われたので、ゲーム三昧で過ごした。
 ただまあ、ゲームも二週間しっかりやれば飽きるので、俺は暇を持て余して、結局学校に行くことになった。部活で身体を動かしたかったので。
 で、二週間近いブランクを経て学校に戻り、若干優しくなった周囲と、まあある程度距離を置きつつも、俺もちょっとは学習したので以前ほど居丈高にはならずに、浮いた人間としてそのまま高校に進学。成績は以前よりガクっと落ちて、まあごく普通の高校になってしまったが、高校時代には恋人もできたし、気の合う友人にも恵まれた。
 まあ、そこそこ幸せな人生を歩んだものである。

 というのが、俺の認識だったのだが、実際はけっこう違っていた。
 まず、俺が登校拒否した期間は倍の一ヶ月ぐらいだったらしい。
 しかも、なんとなく学校に行くのが嫌になったわけではなく、登校拒否の二日前に、クラス中の人間にボコボコと蹴られまくったらしい。
 偶然、二十五歳の今日、母親から聞いたのだが、それにしても驚きである。なんとなく蹴られていたような気もするが、記憶がはっきりしない。
 で、その後に俺は高熱を出して寝込んだようだ。もうここまで来ると、ちっとも覚えていない。
 朝起きると高熱が出て、学校を休むと決まった途端に熱が下がる。そういう現象があることは聞いていたし、本当にそんなことあるんだろうかと思っていたが、あるらしい。自分が体験しているらしいので、そうなのだろう。
 で、小学校の時の恩師が尋ねてきてくれたり、中学校の先生が毎日来てくれたそうだ。確かに何度か来てくれたのは覚えているが、毎日来ていたという認識は無かった。
 とどめに、部活に出たいから登校するようになったというのも、俺の妄想の産物のようである。
「国語の先生の授業が面白い。それには出席したい」
 と、俺が言ったらしい。で、それが五時間目だったので昼から出席して、その後部活にも出たようだ。
 しかも、割と芸の細かいことに、ゲーム三昧というのも違うらしい。確かにゲームはしていたのだが、むしろ読書のほうが多かったらしいのだ。きっと、それまで覚えていたら時間軸の都合が合わなくなるので、記憶を改竄したのだろう。

 忘れてしまったことは他にもあった。
 ようやく登校拒否を終えて復学した俺の背中に、まあいわゆる「僕は馬鹿です」というような類の紙を貼り付けたヤツがいたらしい。
 気づいた俺は、その紙を持って毎日尋ねてきてくれていた先生に会いに行ったらしい。涙目で背中に貼られていた紙を先生に差し出した当時の俺を、先生はどう思ったのだろうか。次の瞬間、その紙を持って俺の教室に怒鳴り込んでくれたそうなのだが、そんな記憶すら俺には無い。
 
 母にも相当苦労をかけたようだ。学校に行かなくていいと言った母の心境を、この年齢になって慮ると、もう申し訳ないと思うよりも先に、親ってのは偉大なのだと思い知るほどだ。


 
 別にイジメられたことを自慢とか、自嘲するつもりはない。
 どう考えても自分が発端であり、身から出た錆でしかない。周囲を恨むほど筋違いな真似はできないし、かと言って当時の自分を必要以上に責めるほど卑屈にもなれない。
 さて、ここからが少しだけ面白くなるであろう箇所である。

 俺が始めて小説らしき文章を書いたのは高校生の頃だが、小説にも及ばない、妄想を書きたてたものを中学生の頃にしたためていた記憶がかすかに残っている。
 何ということは無い。俺が妄想を形にしはじめていたのは、己の均衡を保つために自分の記憶を妄想で隠していたことが契機のようなのだ。
 道理で妄想が得意な筈である。自分自身を騙しきるほどの妄想を生み出してしまうのだ。恋人ができる夢を見て、しばらく自分に彼女がいると誤認していたのにも頷ける。
 俺は俺の妄想に浸ることに関しては天才的らしい。

 自分の記憶を改竄する男。自分ですら騙してしまう男。
 うむ、もしかすると深層意識とかではわかっていたのかもしれない。
 仁科恵一も、高木聖人も紛れも無く自分自身の写し身である。
 本ばかりを読む男。人の名前すら覚えない男。
 なるほど、どこか自分に近しいものを感じる。
 鷹成誠二も、金池文太も、忘れていた自分を投影している気がする。

 まあ、別に俺は女装しても美人にはならんし、エルフに異世界に連れ込まれたりもしていない。美人のパンツがきっかけで彼女ができたことも無ければ、尿意をこらえてラヴコメをしたこともない。
 全部が全部、忘れてしまった記憶の断片ではないのだろう。


 とりあえず、今日知ったことはこれぐらいであり、なんとなく自分が文章を書いている理由に繋がるのでは、という推論を交えて語ってしまったが、とりあえず最後まで読んでくれた方々にお願いがある。
 俺にとって、この我が身に起きた事実らしいことは、本当に記憶に無いことであって、しかも俺は五体満足で精神的にも現在、おそろしく良好である。おまけにこうして文章を紡ぐ能力に繋がっているとなれば、これはもう感謝こそすれ、同情されるようなものではない。もしも同情してくれた人がいたなら、先に謝ってしまう。ごめんなさい。
 で、まあ「辛かったんですね」とかいうのも無しである。確かに辛かったんだろうけど、覚えてないので思い出そうにも、他人事のようにしか感じていないのだ。思い出す先がわからない。
 真面目な話と冒頭で書いたのも嘘である。ちょっと重い話とかになりそうだったので張っておいた予防線であり、実際のところは「うわ、俺ってばスゲエ体験してるんだ。おもしれえ!」とか思っちゃう御馬鹿さんなので、同情したり共感したりするだけ損をする。

 嘘八百の脳内妄想を文章にする俺だから、非常に信用ならんかもしれんが、俺がこれを書いた理由は「実際に記憶を閉ざすってことはある」ということと、「伊達せんせーは意外とショボい理由で文章書いてる」ということを伝えたかっただけである。
 いや、今では「俺の文章で人を幸せにしたい」という理由があって、それは紛れも無い本心だと思ってるんだけど。

 まあ、本当に書きたいから書いただけで、気にしなくていいんで、よろしくお願いします。
 「実は俺も壮絶なイジメを経験していて」などと書かれても、俺はその経験を綺麗さっぱり消してしまった男なので、共感もできそうにないんで、とりあえず今回は自重よろしく。
 注文多いけど、基本的にアホなノリが大好きな伊達せんせーには違いないので、そこんところもよろしく。
コメント
この記事へのコメント
あー……ありますね。
自分にとって都合のいいように記憶を改ざんしちゃってること。
2009/11/27(金) 07:03 | URL | 侍二号 #-[ 編集]
キャラクターの使い分けがうまいってのもそこら辺が関係してるんですかね、やっぱり。
昔いじめられていた友人が今はとある店で金払っていじめてもらってるなんて事実はあったりしますが、まぁどうでもいいことですね。
2009/11/27(金) 14:55 | URL | イルク #SFo5/nok[ 編集]
>二号さん
なんと、割とよくあることだったのか……けっこう独自路線人生だと悦に入ってたんですが、違ったのか……しょんぼり。

>イルクさん
一人称のときは、けっこう役になりきるというか、別人格を自分の中に形成してる感じはしますが……どうなんでしょうね。
二重人格とか、ヘビィにならんでよかったと思うべきかw

とりあえず、俺も基本マゾ気質にはなっているらしいので、関連性があるのかもしれませんw
2009/11/27(金) 15:07 | URL | 伊達倭 #-[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://dateyamato.blog19.fc2.com/tb.php/203-e8853658
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。