ネットで小説を書いている人間が駄文を連ねる場所。

2017/06123456789101112131415161718192021222324252627282930312017/08

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
「無駄が嫌いと言う人がいるけれど、どこまでが無駄なのかしらね」
 サイトーさんは賢い人であるが、たまにコーヒーを気管に流し込んでしまい、盛大に噴出することもあるお茶目な人でもある。
「無駄の定義ってこと?」
「もう少し狭い範囲ね。人生における無駄というのかしら。要するに、どうせいつかは死ぬんだから、生きていることそのものが無駄という考え方だってあるわけでしょう」
「なるほど、逆を言えば楽しければどんなことも無駄とは言い切れないね」
「デブにしたってそうよ。無駄な贅肉といえばそれまでだけど、世の中にはデブ専だっているわ。その人たちにしてみれば無駄どころか必要なものよ」
 巨乳だってそうかもしれない。母乳は胸の大小には影響しないと聞いたことがある。あの脂肪の塊は、贅肉同様に必要のないものであるにも関わらず、多くの男にとって必要とされている。
「私は大きいわよ。他の部分は細いけどね」
「それは残念だな。僕は小さいほうが好きなんだ」
「……無駄に重いわね」
 その無駄に重いものの所為で肩が凝るサイトーさんだが、困っているのはむしろ僕だ。
 大きかろうが小さかろうが憧れているのに、僕が揉むことを許されているのは肩だけだ。
「……揉めば小さくなるらしいよ」
 無駄とは知りつつ、そんなことを口走っておいた。
 僕も健全な十七歳の高校生だ。無駄口を叩くことに労力を惜しみはしない。
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://dateyamato.blog19.fc2.com/tb.php/245-f6ea8b54
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。