ネットで小説を書いている人間が駄文を連ねる場所。

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 八年前というのは、丁度、僕が小説を書き始めた頃でもあった。
 僕が小説を書くきっかけは、二人の女性だった。
 一人は、母。もう一人は、はじめての恋人。

 小さい頃、眠る前に一冊の本を読んで貰うのが僕の日課だった。
 母も読書家で、僕は小さい頃に本に困ったことはない。家計は決して楽ではなかったが、本を読みたいと言えば、翌日にはその本が家にあった。
 僕が学校でいじめに遭い、しばらく登校拒否をしていた時も、本をよく読んだ。
 ちなみに、いじめられたのは口さがない性格の所為で、今から思えば自業自得であり、登校拒否も一週間だけで、一人だけ秋休みたる長期休暇をでっちあげたようなものだった。しかし、小学校の頃はマンガばかりを読んでいた僕は、再び小説を楽しく読むようになった。
 敬愛して止まない浅田次郎氏の小説も、京極夏彦も薦めてくれたのは母だった。母が本を読む楽しさを、僕に教えてくれた。

 そんな僕が小説を書くようになったのは、パソコンで二次創作小説を読むようになったからだった。
 けれど、それはとても趣味と言うほどのものではなくて、何となくやっているだけだった。
 ミコが創作活動が好きで、サイトを運営してなければ、僕は自分のサイトを作ることもなく、毎日のように小説を書くこともなかっただろう。
 ミコが大人びていて、自分の考えをしっかり持っている人でなければ、僕は未だに社交性の薄い、何も考えない子供だっただろう。
 夜遅くまで電話で、小説や恋愛や、いろんなことを喋ったことは、決して無駄じゃないと思っている。
 僕は今よりも全然子供で、随分とミコを呆れさせたと思う。そんな僕にものの道理を教えてくれたのも彼女だったのだろう。
 常識がなければ、共感など持たせることなどできはしない。
 ミコの言葉は今でも、僕の小説を支えてくれている。

 そして、彼女が僕にくれた最後のプレゼントは、別れた後の空虚な時間だった。
 それまでミコと過ごしていた時間や、ミコのことを考えていた時間が、まるまる余った。
 小説を書くのに、これほど適した暇はない。
 ミコに使っていた時間の全てを、僕は小説に費やした。
 とても酷い別れ方をしたし、一時はお互いにひどく恨んだと思う。
 今でも恨まれているかもしれない。けれど、僕は感謝している。色々と言いたいことを全部飲み込むのに、何年もかかったけど、今では感謝の言葉しか浮かばない。


 ロマンチックに書いてみたが、要するに彼女の真似をしたくなって、そのままズルズル書き続けただけだと、書いてから気付いた。
 当時の自分の若さに苦笑せざるを得ない。
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